kaleido phantom オタクの戯言

声優の寺島拓篤さんがソロのアーティスト活動をされていることはご存知でしょうか。

例えば今だと『転生したらスライムだった件』のOP(1クール、2クール共)を担当されてますね。「メグルモノ」、めちゃくちゃかっこいい。

 

2012年からソロ活動を始めて今年で7年目かな?シングル9作、アルバムを3作。その全ての作詞を寺島さんがされています。

全部だよ。すごい。

ご本人は英語なんか喋れないと言いつつワンコーラスまるまる英語の歌詞とかあるので何を言ってるかよくわからない。作詞についてはこちらのインタビューがめちゃくちゃ素晴らしいのでぜひ一読して欲しい。私は合間に挟まるグラビアにドキドキして直視できない。

 

news.livedoor.com

 

インタビュー中にこんな一文が。

 

僕はタイアップじゃなくても、詞を書くときに自分の好きな漫画やアニメのキャラクターを題材にするんですね。 

 

寺島さんの作詞には全てテーマがある。 もちろん曲単体で聞いてもそれだけでどれも素晴らしい楽曲だし、元ネタはご本人から明かされていないので正解はわからない。けれど歌詞をよくよく読むと「もしかして…?」ってなるフレーズや表現があって、それを確信した時の快感といったらない!そんな二重にお得に楽しめる寺島さんの楽曲ですが、元ネタ特定班とかないのかな。私の探し方が下手なせいもあるんだろうけど気になる…。

 

有名なところだと

「ソラニ×メロディ」→一十木音也 

「border-line」→天ヶ瀬冬馬

のイメージソングですね。こちらの2曲が収録された『0+1』というアルバムはマジで神だからみんな聞いて?アイドルモチーフでいっぱいのお得がギュッと詰まった一品です。

 

  • 「ソラニ×メロディ」はもう何もいうことはない。歌詞で音春を感じて欲しい。一十木音也じゃなくて寺島拓篤なんだけど、音也くんがいるので。まじですごい。
  • あと「border-line」だけカラオケになかなか追加されないのでみんな聞いてくれ。境界線を越えて高みを目指して突き進むまさに天ヶ瀬冬馬。最高だよ。

 

ソラニ×メロディ

ソラニ×メロディ

  • provided courtesy of iTunes

 

border-line

border-line

  • provided courtesy of iTunes

 

 

 

 

突然だがここでタイトルを思い出して欲しい。

 

kaleido phantom

kaleido phantom

  • provided courtesy of iTunes

 

いい曲…。

 

ちょっとダウナーな感じの、ジャズっぽい……えっち……(音楽知識と語彙力があまりにも足りない)

 

 

これが「kaleido phantom」です。

 

私が寺島さんのライブに初参戦したのは2017年のアルバム『REBOOT』発売時の5周年記念3rd stageのライブツアーでした。アルバムの発売日がちょうど誕生日だったのでちょっと運命も感じました。アルバムを買って、予習して、ライブハウスでいっぱい腕振って、楽しかったなあ…。そのとき初見で気に入って、ライブでも聞けて嬉しかったのがこの「kaleido phantom」でした。めちゃくちゃ好き。

 

ライブに行ったのが4月末、そこから半年後くらいでしょうか。当時私はFateにどハマりしていて、なんというか不意に

 

「寺島さんてFateモチーフの曲歌ってたりしてない?」

 

って思ったんですね。

寺島さんはFate/hollow ataraxiaでアヴェンジャー/アンリマユ、FGOで更にエジソンのCVを担当されています。hollowのアンリが私はすげー好きなんですがまあ今はそれは割愛するとして

それっぽい曲がないか歌詞を見て調べたりする。そしてふとお気に入りの曲の歌詞…

 

(以下歌詞の引用です)

すり抜けていくmemories

足りないものを埋めていくstory

 

お…?

 

安らかな眠りは捨てて 今宵ひそかに

くるくる回る幻想の中で 強く深く 絡み合いたい

 

んん…?!

 

めくるめく日々を めぐりめぐるのは もう終わりにしよう

時計の針は優しくないから 躊躇いもなく

私を蹴り飛ばす

 

hollowだ!!!!!

 

と私は思った。

hollowのループ性、そして最終的にその繰り返しを終わらせる、というシナリオの型通りの構成ではないだろうか。本編のアヴェンジャーは人の殻を被っているけれど、本来の彼は何でもない「ワタシ」、女性視点ぽい歌詞も相まって深みを帯びている気がします。

 

私は世紀の大発見だと思った。

が、そんなに共感されないのがなんとなく悲しいのでこうして文章にしてみたり、定期的にTwitterで叫んだりなどしている。あわよくばもっといろんな人に知ってもらって、ゆくゆくはじょいさうんどに実装されてほしい。

 

 

以上、ただのダイマでした。聞いてね。